学生時代に短期アルバイトをしてみて気づいたのですが、1つだけとても向いていない仕事がありました。
事務の仕事です。
そこは小さなオフィスで、紹介で入ったためか時給はすごくよかったのですが・・・
言われた通りのことをしないといけなくて(当たり前だが)「そこにいる時間が苦痛」で一週間で自ら辞めました。
そこはあまりにのんびりと暇すぎました。でもまあ、それはいいと思います。
でもいちばんの問題は、、、
あまりにもやることが自分に合っていませんでした。
当時のオフィス
20年以上前だというのもありますが、事務所には1台のパソコンすらなくて、すべて紙ベースで処理されていました。
当時すでに大学の卒論はデジタルで提出になっていたので、(紙でも出してたけど)
「パソコンが1台もない!?」
とショックを受けたのを覚えています。
もちろん日常業務は全て紙をめくります。机の上は紙だらけ。
こんなのロータス123ですぐ集計できるのにー(当時は一太郎とロータスでした)と地味に電卓を叩き手書きで資料に記入。
そろばんじゃなくてよかったねと感謝すべきでしょうか。
そして今
去年から事務系の部署に異動になり、原因は違いますがまたしても苦しんでいます。
人ってほんとうに根本のところは変わりませんね。苦手意識がそうさせるのかと思って、1年間がんばってみましたが、なかなか改善できていません。
それは、、、
時間をかけてでも丁寧に丁寧に、ミスをしないでやること。
さすがに紙で処理はしていませんが、とにかく事務処理って確認事項が多くて、手間。
上司にも指摘されたのですが、私はとにかくせっかち。
仕事は速いのですが、速すぎて時々文章を読み飛ばしているようで、つまり頭より体が先に動いているらしく…
大体、メールの返信ボタンを押したあとに
「しまったー!!!」
となることが多い。
(あのボタンには何かを思い出させる、トリガーがあるとしか思えない)
ただ事務処理のいいところ?は、ほぼ社内連絡であるというところ。私は社内だからお互い様、とあまり気にしていなかったのですが、上司はこういうミスがチームの評判を落とすということで(自分の評価もさがる)
とてもとても気になるらしく、見つけたら即座にクレームが入ります。
またやっちまったよ・・・
と思い、反省もしています。(少し)
申し訳ないと思うのですが、、、実は私なりにすごくすごく気をはって、
ゆっくり、ゆっくり
これでも、ゆっくりやっているつもりなのですがね…。
失敗したとき、はあ、っとため息をつくと、不思議なことに、学生時代たった1週間だけだったはずの「苦痛のバイト時間」がふっとよみがえります。
苦手なことをするのってほんとうにキツイ。
とにかく、ミスをしないで、時間いっぱいかけて、ミスしないで・・・・ああ、蕁麻疹でそう。
そう、実際この数か月時々蕁麻疹が出ていたのです。
まあ、文句を言えるとしたら、ヒューマンエラーで頻発する環境、何とかしてほしい…
私の歴史
先日、久しぶりに大学時代にバイトをしていた会社の社長から連絡が来ました。
当時大学の紹介で、デザイン事務所のアシスタントとして半年くらい雑用をしていました。
ただ、あまりに事務所が汚くて掃除ばかりしてしまい、集中できなくて嫌で辞めました。
(社長は掃除しなくていいといったのですが、汚さに耐えられなかった…)
会社はその後大きくなって、そのあと事情は忘れたのですが会社をたたんだはずです。ちなみにこのときに学びを生かし「朝は社員全員で掃除してます」という会社には、絶対面接を申し込まないようにしました。
「今は何やっているの?」
「事務やっていますよ。」
「はあ?!なんでまた?」
社長はもう20歳ころから今までの私を知っているので、吹き出してました。
「ですよね~、あはは。」
「てきぱき仕事できるのに勿体ないねー。え、英語も使っているの、相変わらず勉強しててすごいね!」
と冗談まじりで要所要所で相変わらず励ましてくれました。ありがたいですね。
ただひとつ、自分をほめるとしたら、
今までに仕事を選ぶときに医療関係を選ばなかったことでしょうか。
実はいくつかそういうチャンスもありました。給与も悪くない。
でもミスしたら、「あ、ごめん」じゃすまないんですよね、当然ですが。自分の雑でせっかちな性格を知っているので、怖くて選べませんでした。
とにかく、自分に合う仕事を選ぶとい うのはとっても大切。
自分を幸せにするだけではなく、周りにもを幸せにできるし、逆はみんな不幸になるかもしれない。
次次…どうしよう…とぐるぐる考えているこの頃ですが、ちょっと止まって深呼吸しているこの頃です。
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