私はかなりケチだと自覚があります。
今はかなりましになったほうで、以前特に大学生ごろはケチのピークで、どうやったら節約できるかばかり考えてました。
なぜなら、
とにかくお金がなかったから
実家は普通の田舎のサラリーマン家庭ですが、祖父母を引き取って介護を始めたことで、家計の収支が大幅赤字に。これはかなり後で聞いたので当時は知らなかったのですがなんとなく、
うち、お金なさそう…
というのはわかるもんです。いつも母は支払いにピリピリしてました。ちなみに父は家計の状況を全く知らなかったそうです。
ケチれば、なんとかなる
というのが当時のモットーでした。とはいえ自宅にいて食事は出るし、大學の学費は出してもらっていたし、
要するに自由に使えるお金がないだけ
でもね、一度経験するとわかるのですが、周りが親からお金を出してもらい、車の免許をとったり海外旅行行ったりしているなか、
「一緒にいかないー?」
「え、いくらかかるのかな?」
「○円くらいかな」
「うーん、今の貯金足りないからためてからにするよ」
借りたりしないところが、私らしいのですが、これ結構きつかったのです。
好きなことに、思い立ったときにお金を使いたい
そこが節約の原点になります。大げさではありますが。バイトをして頑張って貯めたお金。そのお金を使うことは、当時は痛みでしかありませんでした。
そこから楽しくお金が使えるようになったのはそれからずっと後の上海に留学していたころ。就職し、カツカツの食費で留学費用をためて上海に留学。
すでに25歳になっていたのですが、周りの留学生は現役の大学生ばかりで20歳前後。周りには駐在員留学生もいる。国籍もバラバラ。たなみに北朝鮮からの留学生もいました。アジアに、ヨーロッパ、アメリカ、もう色々な人たちか入り乱れてました。
そんな中、たまたま同じ寮にいて、知り合った日本人の友だちがとてもお金の使い方が上手でした。
今の私が楽しく暮らせているのは彼女のおかげ。
今しか使えないことに使いなよ!
といつも背中を押してくれました。彼女は私より7歳下でしたが、年齢なんて関係ないんだわ、と色々価値観が再構築されていたのもこの頃です。
彼女は私のケチっぷりを非難することなく、いつも楽しくお金を使い(決して浪費はしてない)、お金を使えず困惑している私を励ましてくれました。
そう、一度ケチになるとうまくお金が使えないんです。
あかん、このままだと…
とくすぶっていた私を助けてくれました。おそらく、彼女はそんなこと考えてはいなかったとは思います。
そしてまだまだケチは続くのですが、長くなるのでまた今度。
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