先日久しぶりにオフィスに出たときに、転職してなかなか会えていない元同僚に連絡しました。
彼女もワーママで一人目を高齢出産し、ちょうど育休から復帰してきた私と数か月一緒に仕事したあと出産・育休となりました。
元々部署も異なりあまり接点がなく、社内ですれ違うと挨拶する程度の関係だったのですが、産休・育休に入る彼女の仕事も一部引き継ぎをお願いされたのもあり、数か月一緒に仕事をし、考え方も近くてとても仲良く仕事をしました。
彼女はハードワーカーでいつも深夜まで仕事していました。育休から復帰したあとにうまくやれるかずっと心配していました。
私もそうでしたが、
イメージわかない、と。
ですよね…周りにロールモデルもなく、残っている女性社員は全て独身か既婚でも子どもがいなかったり。
外資系でもいろいろあると思いますが、私のいる会社は残念ながら昭和のまま。私が出産育児休暇を取得し戻っているのは3人目だそう。しかもその前の二人は既に退職しています。
そして、彼女に無事出産して、かえって来てね、とと見送ったのですが
職場復帰はかないませんでした。
彼女のくやしさは想像を絶すると思います。私も彼女から退職するという報告を聞いて涙が出ました。
理由は
彼女は出産して半年で戻るつもりでしたが、まず保育園が見つかりませんでした。
しかしどうしても仕事に戻りたかった彼女は、粘り強く家族を説得し、結果旦那さんがしばらく仕事を減らし、育児を担うということで話がついたそうです。
保育園なしでも会社にフルタイムで戻りたいと伝えたところ、そこから会社から提示されたのは全く違うポジションでした。
人事曰く、タイミングがずれた ので当初のポジションはもうない、と。
今更と思いつつ戻りたい一心で承諾したそうですが、結果的にすべての部署から「面談の結果、NG」という結果を突き付けられ、行くところがなく退職することになってしまいました。
これって、マタハラですよ?
と彼女も人事部門訴えたそうですが、相手にされず。
外部の相談窓口にも相談したのですが、
産休から戻る場合のみで、育休から復帰した社員のポジションは「できるだけ」元に 戻す努力をする、だけで特に規定や罰則があるわけではない
といわれたそうです。
私も知りませんでした。彼女からこの話を聞いて頭を殴られたような気がしました。
私自身も一人目の育休から戻った直後は同じように元の部署から拒否されました。
理由は「時短 勤務」だから。
当時すでに二人目を妊娠していたので、残業の多い部署は無理なため、結局他の部署への異動を希望し、たまたま受け入れ先がありましたのでラッキーでした。
(おそらく次の育休までのつなぎという短期間だったからのもあると思います)
結局今、彼女は知り合いの紹介もあって、別の外資系で働いています。
「うん、当時はつらかった。今思い出してもまだつらい。でもコロナで今までの仕事内容が変わってきて。過去の経験にしがみつかず、ある意味ちょうどいい切り替えだった。」
と明るく話してくれました。
なんで、こんな目に遭うんだろう
二人でなんどもこの言葉が口を出ました。
彼女には結構私の状況を話していたので最後に彼女から何度も釘をさされました。
仕事を変えるのはとても 大変。
でも病気には絶対にならない で。
ほんとうにまだまだ、女性が出産して子育てしながら働くにはキツイ環境なのです。
こんなの絶対おかしい。
コメント