叩く親を目撃して思い出した、私もそうだった

こんにちは、ワーキングマザーのなおこです。

正月明けにお昼休みに出かけたところ、スーパーで子供を思いっきり殴る父親を見かけました。原因はこどもにあったようです。多分たわいない、いたずらがちょっと度が過ぎたやつがきっかけ。母親が間に入って止めに入ってましたが、子どもはたぶん小学生。あまりひどくなるようなら警察に電話を、と思いましたが、父親はぐちぐちと怒鳴りながらも、そのあとは手を挙げなかったので、そのまま気になりつつも去りました。もう周りもざわざわしていて、一時硬直していました。

あれ、そのまま大きくなると父親が子供に殴られるパターン。なぜなら、うちもそうだったから。

うちの父親は今では好々爺風情で、孫にも優しいおじいちゃんとして接していますが、私が小さいころはほんとうによく手が出る人で、私もきょうだいも殴られることは日常茶飯事でした。あまりに言うことを聞かないからと、手にお灸をすえられたこともあり、未だに指にはあざが残っています。1ミリくらいですが、アザはアザ。お灸をすえるって、要するに火のついたタバコを手に当てるようなもの。やけどさせるんですね。今やったら100パーセント虐待案件です。当時でもかなり私はそのやり方に対して、当時小さかったのですが(多分小学低学年だった)これは親でもやったらダメだろ、と気づき、頭に来ていました。

父親が殴らなくなったのは、私が大きくなってやられたらやり返す、と殴り返しだして、弟の身体も父親より大きくなってきて、同じく殴り返しだしたから。

要するに、弱い者いじめだったのです。

ほんとうに殴らないと伝えられないほど大事なことだったら、それが親の役目だったら、殴られても引き続き殴るでしょ?あれ?もうおしまいなの?思春期の始まりはこんな感じでした。

そういうわけで、改めて父の弱さを知ったときは既に父親のことは軽蔑していました。今はいちおう顔を見ると最低限の会話はしますが、ただの母の同居人だと思っています。父親に対する愛情みたいなものは全くなし。当時、母も止めに入っていたと思いますが、逆らえなかった。時代もそうだったし、専業主婦の母には収入がなかった。切ない。

今回、冒頭のくだりにある、スーパーで子供を殴る親を見て、昔の思い出が一気に私の中によみがえってきました。幸い、すでに父親に対する気持ちは整理がついているので、それで苦しくなったりすることはありません。よって、年取った父親を虐待することはたぶん、ないと思うのですが、それでも、もし彼の葬式があったら、棺桶くらいは思いっきり蹴ってやる。

今は、孫はかわいがってもらってますが、でも、それはそれ。これはこれ。恨みは絶対忘れない。うん、子どもを殴っている親に言いたい。

許してもらえることは、絶対にないから、その暴力。

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