仁王になった日

先日私の誕生日だったので久しぶりにケーキを買って食べました。うちは子どもたちの好みがバラバラなので、ケーキは基本ホールではなく、カットケーキ。それぞれが好きなものを選びます。これは娘が選んだリンゴのケーキ、可愛い～。こういうのは外で買うに限りますね。私が作るケーキは基本デコレーションなしです。

さて、先日のこと、何の前触れもなく、突然物干しざおがぽっきりと半分に折れました。

物干しざおって・・・折れるの？

という埴輪な顔になりましたが、その時とても急いでおり、予約した予防接種まで時間があと５分しかないから早く出ないと！でも雨も降りそう！というところで慌てて洗濯物を取り込んでいるときでした。大体こういうときに事件は発生します。

ポキッ！

と真ん中で真っ二つに折れまして。呆然としつつも、折れたところの切り口で子どもが怪我しないことを確かめ、いったん洗濯物を片付け、折れた竿を床におろして出かけました。宙ぶらりんの竿を放置して出かけるわけにはいかないので…。色んなことがあるよね～、遅刻理由が物干しざおが折れたから、だなんて…

買物履歴によると物干しざおは以前アマゾンで買ったもの。今回は昼休みに近所のホームセンターに買いに行きました。竿にどんなものがあるのか知らなかったのですが、うちのは安いタイプの物干しざおでした。いわば、プラスチックにステンレスのシールを貼っているようなタイプ。そりゃ、折れるね。うちの洗濯物は量はものすごいのと、前のマンションで使っていた長さのため、元々の長さにも若干無理があったらしい。

今回は奮発して、軽くて折れにくいと豪語してあるアルミタイプの物干しざおにしました。プラスチックが１５００円のところ２５００円と強気のお値段。うちはベランダは強風がふくし、台風のとき折れて階下に落下したら大変なことになるので１０００円くらい余分に払うぜ、と上から目線。物干し竿はいつも２本使っているのですが、１本しかないと思うように洗濯干せなくて、とても困るのです。

無事、物干しざおを手に入れ、速足で帰宅していたところ、やたらと人の目線を感じました。気のせいではなく。通りすがりのウィンドーを見たら、

巨大な棒（物干しざお）を持ったおばちゃんが深刻な顔をして速足でさっさと歩く姿が目に入りました。殺気立っているように見えたかもしれません。人にぶつからないように気を張っていただけなのに！でも何かに似ているよなあ～と思っていたときでした。あれよ、あれに似ている！！！！

運慶快慶作、金剛力士立像（東大寺南大門）

物干しざおの持ち方がこれだったのです。棒を持っているのは、阿形像のほうですね。

物干しざおは２メートル以上あるので、気を使って運んでいた姿が、金剛力士立像だというのはまさに・・・（遠い目）

ええ、ありがたいと思ってもらえれば…