奇人変人ファミリー?

こんにちは、ワーキングマザーのなおこです。

結婚したのは10年ほど前で、すでにかなり記憶があいまいですが一つ強烈に覚えていることがあります。結婚することが決まってから、夫に言われたのです。

100歳になる祖母が田舎にいるんだけど、かなりの変人だから覚悟しておいて

別に一緒に住むわけでもないし、と思っていたらその後旅行で1回会いに行くことになりました。夫すでに40過ぎて祖母がまだ生きていることにびっくりです。私の祖父母はみな、私が20歳になる前後でなくなってしまいました。行く道すがら、夫と義理の両親に

如何に祖母が変人か

というエピソードをたんまり聞かされていました。特にやんちゃだったという義理父はシングルマザーである(夫は戦死した)母親に厳しく育てられたということで、沢山の話を聞きされました。ただどっちかというと義理父無茶しすぎやん?という「ヤンキー自慢」程度の話でしたが。そういうわけで、私の中ですでに夫の祖母のイメージはどんどん拡大し

湯バーバ

みたいなのが出てくるかも・・・!と期待に胸を膨らませていました。わお。

で、実際会ってみてどうだったかというと、、、びっくりするくらい、普通の人だったんですよ。いや、そりゃ初対面でいきなり変人ぶりを見せつけてくるとは思ってないですよ。

ちゃんと結婚指輪はもらってるか

身長高いのは、とてもええことだ。

という会話をいくつか交わしました。どれも通訳つけていたので、正確な表現はわかりません。でも、好印象。若い頃はしゃきしゃきだったんだろうな~くらいの印象です。

あれ?通訳?外国人ですか?と言われますが、

生粋の薩摩弁のため、あっちは私が言っていることはわかるのですが、私がばあちゃんが何言っているのかわからなかったのです。通訳(義理の親)いないと無理。夫も育った場所が違うので7割くらいしか理解できないそう。

しかもばあちゃんは、耳も遠くて、怒鳴らなければなりません。すざまじく効率の悪い初対面は終わり、そのあとばあちゃんは2年後くらいに亡くなられました。老衰…ちょうど私はつわり真っただ中のため、葬式にはいきませんでしたが、会っておいてほんとうによかったという、懐かしい思い出です。

帰り道、夫はすごかっただろう?あれはまだましになったほうなんだ的に祖母の変人話を続けていましたが、まだまだ彼は知らなかったのです。

私の実家(特に父方)のほうが奇人変人ファミリーだということを。

本当にヤバいことは言わないんですよ。自分で「変人~」といっているのはたぶん変人ではありませんし、大したことはないのです。というわけで、夫はそのあとうちの実家で変人ファミリーを体験することになるのですが、一度体験したあと二度と

祖母は変人

と言わなくなりました。うん、薩摩のばあちゃんは、いいおばあちゃんだったよ。

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